『犬も歩けば棒にあたるらしいよ』

人混み犬混み。
人混み犬混み。

先日、競技会へ同行トレーニングを行いました。

会場には、すごい犬たちがたくさん!!

 

でも訓練試験や競技会に出す為だけではなく、その会場の雰囲気を経験させ、人混み犬混みを掻き分けます。

(今日もポチよろしくおねがいします)

 

 

モデルとして、ゴールデン・レトリーバーのバジル君で勝手に紹介します。


まだトレーニングを始めて短いですが、体は立派になり、人が大好き!
大型犬の散歩の場合で大変なのは、実は引っ張りどうこうよりも、とっさのダッシュが多いです。
引っ張りなんか散歩の仕方1つ意識するだけでどうにでもなる事がありますが、反射的に体が反応してしまう犬の行動の対応は、なかなか頭で分かってても難しいものです。

がががっ!!と。

 

でも、このバジル君の頑張りには胸熱くなります。
よく頑張りました。

はじめてこうゆう場所に連れてきましたが、まーー大興奮。
やったーーー!
どこだーーー!ってなもんでした。

ただ、そうゆう場所を避けていてはいけません。

 

よーし、いこうかぁ!

 

ひ~、ママ~!
ひ~、ママ~!

と行こうとしたら、いきなりオドオドモード。

 

でも、言葉を知らない犬のリードを持つ人が、雰囲気で心配するのは避けたいところです。

犬を信じて、ちゃんと分かればそうしてくれます。
さー行こう!!

 

 

近場で慣らしたところで、段々本来の行動や興奮が表れます。
ここでも、人が前もって犬に伝え、主導権をにぎります。
前もって!
前もって!!!です。

 

周りは色々な犬、それ以上に色々な人。
心配なかれ!
なぜなら、周りみなさん心強い理解者です。
日頃、散歩ですれ違う人たちとは違いますから、どうか恥ずかしがらず。

 

動画を撮影しました。
頑張ったバジル君の勇姿をまずご覧ください。。。

 

解説してみます。。。

 

最初子供とすれ違う前、だいぶ前から人より先にもう気付き、狙います。
行ってから制御するのではなく、行く前に伝えます。

 

「人や犬に行ってしまうんです・・・」
という悩みは多いですが、理屈は同じ。
行ってしまった犬をどうこうすることを頑張るより、行く前に頑張りましょう!

行かなければ、いーーっくらでも褒めれます。

 

さらに、褒めて教えましょうともよくありますが、そんな事は二の次。
それ以前に、褒めれる状態になければ褒める事はできません。
その状態を作ってあげるのが、人の役目なんですね。
導く!!

 

 

動画では、子供の手前で合図をおくってます。
本当は、もっと早くて良いくらい、あれだと遅いです。
しっかりこちらに、、、

 

犬によって伝え方や反応やタイミングはそれぞれ、だから動画なんかの通りやっても意味ありません。
自分ちの犬は違いますから。
これが、その犬に合った必要なトレーニングはなにか、となるんですね。

 

しかし、次は前に犬が登場し意識が更に揺らぎます。

リードは、常に緩んだ状態にしましょう。とありますが、これは常に張ってしまっていると、なにかあった際にリードコントロールが伝わらなくなってしまうからです。

前に犬がいてもリードで引こうとせず、意識がいく前に伝えます。
それでも今回の相手は犬、諦めてません。
過ぎたあとも気になり見てますが、リードがたるんでるため、ちょんの合図ですぐに意識をこちらに戻し、こちらを見ました。

 

よーし、それでいいんだよ~~!
音声は聞こえませんが、声をだす!

周りみなさん同じ悩みを持ってた方々や訓練士さんたちです。

恥ずかしがらず!です。

 

次の瞬間、突然ばったりお見合い、でもお利口にしてました!

よーし!!!!!!

 

 

すれ違い様、Uターンして人についていってみました。
Uターンしてからは、通ってきた道だから少し慣れて集中も切れ、もぞもぞ座ってます。
そこで、座るまで待たず、座るか座らないかくらいでもう自分が歩き出してしまうことで、暇な時間を作らない工夫、よそ見してる間に先にいき、主導権はこちらにあると理解させます。

 

動画が終わる直前も何かに意識がいってます。
ぼくが振り返り、撮影してる人に目をやってる間にです。


人が何かしてる間、犬は何かに意識がとんでいますね。
こうゆう、人が見てないときに何かしていて学んでしまうんです。

(人がっていうかお前だろ!はい、反省・・・)

 

 

それにしても、本当に立派でした。涙がでます。

これからもママとがんばろうね!

 

 

 

・・・と、長々ごちゃごちゃ分かりにくく見にくくダラダラ偉そうに言ってますが、この1分の中に色々つまってるんです。
よく、訓練士がやると言うこときく、飼い主がやると出来ない、その理由は、訓練士がコントロールしてしまって、犬自身が自らやる状態までいってないから。

かと言って、小手先の技術うんぬん身に付けるのも大変です。
たった数分歩いた中だけで、かなりコントロールしているわけですから、そりゃ棒に当たってしまいます。

 

なので、犬が自分で考え、自ら正しい自発行動をする必要があるわけです。
引っ張られたらこう、飛び付いたらこう、噛んだらこう、吠えたらこう、ブリーダーのしつけなんかではそうするそうですが、それでは抑制されてるだけで家庭で生活する家庭犬には通用しない、我慢なだけ、と言われる理由ですよね。

本人褒めてるつもりがポカ~ンだったり。
うん、よく分かります。

 

いやーつかれた!!!!

そう!つまりそうです!

そうゆうことにしましょう!

 

今日の朝、生徒さんからブログ最初から飛ばしすぎましたか?

と言われました。笑

がんばります。

かい君も待ってますね!

 

 



とにもかくにも、みんなよく頑張りました!!

大冒険お疲れさまです。

(↑お付き合いありがとうございました。

それにしても、こないだブログ5位とかなってたのに、あっという間に下がるんですねこれ。

すごいなぁブログしてる人たちって。)