『わんしーん国の王様』

色々な犬の出入りが激しい我が家は、時におかしな場面を迎えます。

初めて来た犬、みんなの輪から外れた臆病な犬、口輪をした犬。
様々だからです。

しかしそのとぼけた空気でバランスをとる王様です。

ラブラドール・レトリーバーの、しんのすけ。

負けん気の強い厳しい犬ではダメ、決して怒らない優しい犬でもダメ、顔見知りや多頭飼育ではなく、知らない犬が集まる場合では、それだとうまくまとまりません。

ボーダーコリーくいなによる、群れの統一しつけを優しく抑えたかと思えば、突然走り出し全員を混乱のうずに巻き込む、しんのすけタイフーンを繰り出すのです。

そして、慣れない子もいつの間にかしんのすけに寄り添い、段々群れの距離が縮まります。

すごいぞ、しん！
と思えば、そのすきに女の子のお尻を凝視。

・・・。

でも、色々な事を教わった相棒です。
とても難しい訓練の毎日でした。
オスの大型、本能、あの難しさを経験したから、今かなり活きてます。
おかげで用具もあまり使用しません。
根っこに訴えて導いてくのです。

恩師の先生に感謝ですね。

７頭産まれ、唯一の男の子。
もともと誰かがつけて｢しん｣という名前でしたので、ぼくが春日部産まれクレヨンしんちゃんの地元。
また巨人の昨年ＭＶＰ、阿部慎之介のファンであり、のすけを付けて

｢しんのすけ｣

と命名。
なんじゃそりゃ？
ですね。

生徒さんに、しん可愛い、しん可愛いと言われ、ピーピー言います。
可愛い。